スター誕生。
驚いた
どうやらワタシはクリエイターだった
どうやらワタシはスターであった
どうやらワタシはメカニックでもあった
なんのことやら
なんてことはない
ヒトは自分のことが分からない
だから誰かにこうです!と言ってもらいたい
こうやってヒトは医者や占い師に
権威を明け渡していく
だけどそれでも
そうじゃない強さがほしい
自ら荒波に舵を取って
怖くても進めるように
出来たら歓びと共に
たいまつとか地図とかコンパスとか
現在地と方角が分かるものが欲しい
こうして掴み取った宝の地図は
驚くと同時に懐かしかった
当たり前だ
だってこのからだで生きて来たのだから
全細胞が知っているのに
知らなかったと言うのはどういうことか
驚いたのは
自分の創造性を
自分の輝きを
自分の知性を
そして自分の羽を
長いこと全力で否定してきたことだ
随分と遠回りして来ちゃったような
でもこれが最短距離
これ以外の道はなかったのだ
人生は阿弥陀くじみたいなもの
先に進めても後には戻れない
戻る意味なんてないからだ
辿り着いた出発点
いつだってここが分岐点
どの道が正解だなんて
誰にも分からない
はっきり分かることは
どの道も正解だってこと
AだってBだってCであろうと同じこと
だから
安心して行きたいほうへ行けばいい
道を踏み外すというのは
行きたくないほうへ行くこと
ここまで来て
何を躊躇するの
ただ単に全力で否定することをやめたらいい
もう知ってるでしょう
いつも言ってるじゃないか
方向音痴のヒトは
最初の一歩が逆だって
だったらその逆に踏みだせばいい
それくらい単純なこと
もう解ってるでしょう
嫌になるほど散々やってきたんだから
陰極まれば陽となるって言ってたじゃないか
その全力を今度は
楽なほうへ使えばいい
羽が生えた
光のほうへ
飛んでゆけばいい
どこまでも限りなく自由なんだ